組織変更について軽く考える

今所属している組織は結構頻繁に組織変更が実施される。これまでの2年間を考えても自分の仕事に影響のある身近な変化からトップのレベルの変更まで複数回経験している。今年も例にもれず組織変更が議論されている。

組織変更は変わっていく(拡大していく)組織で決定のスピードを保つこと、それからCustomerとの距離が組織の拡大にあわせて遠くなっていくことを防ぐこと、一方で組織のメリットのようなものを失わないこと、あたりを念頭において進められると思う。中にいて面白いのは組織の拡大スピードをコントロールすることはとても難しいし、組織の拡大していく方向性を定めるのもとても難しい、ということを実感として感じられることだ。良いプロダクトがあればその需要はどんどん高まるし、そのプロダクトがプラットフォームとして使えるのであれば、派生する製品のアイディアもどんどん産まれてくる。結果としてエンジニアリング部門は拡大が必須になる。もちろん、TPMやLaunch周りのスタッフも増強が必要になる。すべては成長のおかげで回るフライホイールなので、会社の理念にあっている。

書き始めたときには「後追いの組織変更ってどうなんだろう」ということを考えていたのだが、書き始めて考えてみると「ビジネス拡大に対していかにシンプルな組織をデザインしていくか」というのが成長する組織が常に直面する課題なんだな、と当たり前のところに考えがたどり着いてしまった。後追いしないでまずは目指す姿を描くべきではないか、なんて考えていたけれどもそんなもの当たらないしとにかく順応していくというのが正しい姿勢なのだろう。