エリトリア独立記念日に際して思う


エリトリア独立記念パーティーにて

エリトリアという国の存在を知ったのは、クウェートに来てからのことだ。エリトリア人の同僚がいたからで、最初はエリトリア、という国名が頭にないから、何度言われてもピンと来なかった。エリトリアは1991年にエチオピアから独立しているが、その独立記念日の前夜祭がクウェートで開かれる、ということで招待してもらったので、せっかくなので、お邪魔させてもらった。始まりが遅かったし、子供もいるから、盛り上がる前に帰らせてもらったので、話に聞いていた踊って盛り上がる様子は見れずじまいだった。でもまあ、貴重な体験をさせてもらった。何が印象的かって、何よりまずは「独立記念日」を祝う、というそのことがなんだか新鮮だった。

思えばアメリカだって7/4は盛大に祝うけれども、エリトリアの独立記念日の印象は、アメリカのそれとは少し違った。なんというか、「本当にうれしい」という実感がこもっていた。1991年に独立したばかりだから、それもそうなのかな。それに、祖国を離れている、という事実が、一層気持ちを盛り上げるのかもしれない。国を愛する、自分のルーツを大切にする、そんなありふれたような事だけれども、生々しくて印象的だった。

オスマン、独立記念日おめでとう。