エンジニアとして心がけること

昨日はお世話になった方が定年を迎えて、オフィスで挨拶をされた。定年を迎えても今までと変わらず同じ仕事を担当されるので、特に傍目には何が変わる、と言うわけではないのだけれども、ご本人にとっては大きな一つの区切り。所属も変わる。

ご挨拶を聞いていると、人に歴史ありだな、とつくづく思った。サラリーマンとは起業家やある一部の職業に比べてリスクをとっていないけれど、十分にチャレンジングではあるよな、とかそんなことを思っていた。

もう一つ考えたことは、昔の働き方と今の働き方の違い。仕事で年配の方に接すると、「この人は深く考えた時間が長いんだな」と思わせられることがよくある。何かの事象について知っている、と言うだけではなくて、一度ゆっくり座って考えて、手を動かしてみている、そういうことを習慣づけている人は、その考えたことが身についていて、会話の端々でそれがわかるものだ。今日の挨拶を聞いていて思ったのは、昔は時間をたっぷりかけて考えるような、そういう働きかたをしていたのかな、と言うこと。

一方である年齢より下になると、自分の頭で考えたと言うより、事象をそのまま受け止めているというかなんというか、手を動かしていないのかな、と感じることが多い。これは自分に対しての次回の意味も大いにある。

きちんと立ち止まって考えること、基本に立ち返ること、手を動かして理解すること、こういったことを今後の研修期間においても心がけていようと思う。